クマスプレーのアイデア

 クマスプレーを、噴霧されたクマの9割は、逃げていくらしいです。
よって、クマ対策グッズとして、効果は、かなり期待できるグッズです。

 しかし、普及率は、いまいちです。

 理由は、値段が高い(多くは1万円以上する)、また、ガススプレーはガス圧等の経年劣化の懸念などで、いざという時に機能するのか信頼性が怪しい(毎年、買い替えるのも経済的に苦しい)、容量も少ない(残量チェックもできない)ので、試し打ちも難しいと思います。

 そのため、ちょっとした山に入る人達には、あまり普及していないのが現実です。

 そこで、より安価で、信頼性が高く、経年劣化しにくいタイプのアイデアを考えました。

 それは、トリガースプレータイプ(直圧式)のクマスプレーです。
 良くあるお風呂洗剤用のトリガースプレーは、飛距離2~3mくらいで、一回当たりの吐出用は1mmℓくらいのようです。
 市販品では大容量タイプで、1.5mmℓタイプもあるようです。

 トリガーを引く強度は、恐らく1~2kgくらいです。(根拠なし)

アイデアとしては

①吐出量1.5mmℓタイプのスプレーを3本くらい束ねる
 これで、吐出量は、1.5mmℓ×3本として4.5mmℓ になる。

②トリガーは、頑丈(金属)にして、全指で引く構造にする
 引く強度は、2kg×3本=6kgとなる。
 握力6kg位なら、成人であれば、ほとんどの人が使えると思います。
 ※握力15kgのハイパワー・超大容量タイプも良いかも

お風呂洗剤スプレーの4.5回の噴射量を、1回で噴射できれば、それなりの威力はあると思います。
1秒に2回引ければ1秒で9mmℓ噴射となります。
※実際の有効性は確認してみる必要はある。

 トリガースプレーは、園芸用で100均でも売られているので、製造原価は500円以下となると思います。(溶液の原価は不明ですが)
 販売価格が2,000円以下であれば、気軽に購入できて、普及しやすいと思います。
 また、ガス圧式と違い、トリガースプレーは経年劣化しにくいはずですし、溶液残量も目視できる上に、試し打ちもしやすく、溶液だけ別売りも可、さらに3本のスプレーを束ねているので、いざという時に故障している率が下がり、信頼性は高いです。

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