かなり昔のことなのだが、とても恥ずかしかった思い出を書く
私は、学歴フィルターに引っ掛かるくらいの大学の工学部出身なのだが(大学の名誉のために学名は秘密 良い大学です)。
大学の卒業式の後、新宿の居酒屋で、スーツを着たまま友人と最後のお別れで、飲んでいた時。
かなり広い座敷のようなスペース(大人数の客がいた)で飲んでいて、隣のテーブルに、見るからにチャラそうな三人組が飲んでいたのだが、かなり酔っ払ってハイテンションになっていた。
すると、彼らが突然、「○○大学」ですか?とこちらに話しかけてきた。
大学名が入った紙袋を持っていたため、気が付いたのだと思う。
彼らは、「僕らは早稲田大学なんです」と自慢げに言った。
「へーすごいね」的に適当に流していたのだが。
いかにも、こちらを馬鹿にするようなニヤニヤした表情を浮かべていた。
次に、「なんでスーツ着ているのですか?」と聞いてきたので、「今日は卒業式だったので」と答えたところ
一人が、「あっ」と、何かいたずらを思いついた表情を浮かべた後、膝立ちになって「○○大学、卒業おめでとうございます!」と店内に響き渡る声で、突然、大声で叫び出した。
すると、残りの二人も、意図に気が付いて3人組が声を合わせて、店内中に響き渡る大声で「○○大学、卒業おめでとうございます!」と連呼し始めた。
こちらが、「恥ずかしいから止めてよ」というと、後から合流した二人は、悪のりに気が付いてすぐ止めたのだが、最初に叫び始めた奴が、余計面白がって、しつこく連呼するので、閉口した。
お祝いするふりをして、大学名を連呼することで、相手をさらし者にする悪趣味な行為だが、うれしそうに大学名を連呼するそいつの顔は、気色悪かった。
酒で、心の仮面が外れてしまっただろうが、「おまえ 柔道部の前でそれできる?」と言ってやりたかった。
そいつが、その後、どんな人生を送ったのかは気になる。
当時は、もうバブルは崩壊していて、就職氷河期に突入していたので、有名大でも、就職は、かなり厳しい時代だ。
こちらは三流大でも理系だったからか、大体の同級生は良い就職が出来ていたので、恐らく、早稲田のそいつも、職場の同僚や上司に三流大出身者がいたと思うが、どんな心境だったのだろうか?
ネット掲示板などで、学歴を馬鹿にするコメント書き込む、中高年になっていたりするのか?
しかし、今は、わざわざ大学まで行って、その大学を馬鹿にするような動画コンテンツが人気があるようだし、現在の若者の間では、昔より学歴(学校名)至上主義が強いようだ。
若い人に忠告するとしたら
出身大学で、能力に、そんなに大差はないです。
また、学歴は30歳くらいで賞味期限が切れます。
現状、大したことない中高年の学歴自慢は、かなり痛々しいので気を付けよう。
学歴に関わらず、30代以降は、能力・実績と証明する資格を取得した方が尊敬されるし、良い機会(就職、独立等)に恵まれる。社会に出たら意識を変えて、働いた方が、ハッピーな人生が過ごせると思う。
